【えっちなもの】平成 性風俗考【ではないよ】

bizziyです。探し方悪いのか、性風俗関連の書籍がなかなか見つかりません。僕が見たいタイプのものが見つかりません。図鑑とか辞典みたいなものがあればいいんですけど。

 

感想 「まぁ、面白かった」

 

以下は1995年10月31日の本です。

 

【読んだ本の情報】

平成性風俗考 -ニッポンの快楽商法の底流-

著者 久家 巧

1995年10月31日発行

 

下記がその目次

 

第1章 性風俗の変遷

 (1)性風俗店に転換をもたらした新風営法

 (2)多種多用性風俗誕生小史

 (3)男たちの反乱

 

第2章 新性風俗店の沿革

 (1)ファッションヘルス

 (2)イメージクラブ

 (3)性感マッサージ

 (4)SMクラブ

 (5)ブルセラ・ショップ

 (6)覗き部屋

 (7)カップル喫茶

 (8)ぼったくり店

 

第3章 新性風俗にむらがる女たち

 (1)女たちの収入

 (2)愛しき女たち

 (3)なぜ新風俗店に女が集まるのか

 (4)男性関係

 (5)性風俗嬢のおハナシ

 (6)性転換のおハナシ

 

第4章 新性風俗最前線

 (1)セックス産業の価格破壊

 (2)出店の経費

 (3)性風俗店経営者たちの前歴

 (4)風変わりな店

 (5)早期営業*1

 (6)性風俗女性募集誌

 (7)性の裏街道

あとがき

 

【個人的に面白かったところ】

①第1章の多種多用性風俗誕生小史では・・・

マントル*2やホテトル*3という名称が、トルコからの留学生からの直訴で改名騒動が持ち上がり、ソープランドという名称が定着したこと。

 

トルコからの留学生がいた。この青年の国の名前が性風俗店の代名詞になっていることを怒り、厚生大臣に直訴した。

 

そりゃ怒るわ

 

②第2章の新性風俗店の沿革では・・・

筆者の久家が女性に対して積極的に攻勢に出ない男性に対して、国の将来を心配してるいるところ。

 

 

ソープランドそのものも、いまや楽チン主義だ。客は積極攻勢に出る必要はなく、じっと女性に身を委ねておれば一件落着ということになる。ニッポンの将来はどうなる!

 

そんなに?

 

あと、ブル・セラショップ*4店長の言っていたベテランマニアも

 

ベテランのマニアになると、ひとめ見てそれが少女のものであるか、インチキであるか見抜くんですよ。問題は少女の美醜ということになりますが、これは果てなき想像で解決しちゃうわけですね。真のマニアにはモニター写真は邪魔になるんです

 

真のマニア、やべー

 

③第3章の新性風俗にむらがる女たちでは・・・

自宅に監禁されちゃってね。一歩も外に出してくれないわけ。

 

今困っているのは父親のこと。五年間に私のことがバレて以来、口をきいてもらえないの。家に帰ると、昔隠居部屋だった別棟に寝かされて、本宅には入れてもらえないのよ

父親にばれて自宅に監禁された女性だったり、本宅のに入れてもらえないニューハーフだったり、色々と大変だなと思った。

 

④第4章の新性風俗最前線では・・・

規制だったり、シンプルにカネが必要だったり、店側も大変だなと思いました。

*1:ここに脚注を書きます

*2:マンションでトルコ風呂遊びをするの略

*3:ホテルでトルコ風呂遊びをするの略

*4:ブルマ・セーラー服ショップ